万年筆好きの面々 |
ここに集まる人は、笑顔の人が多い。すくなくも、ここにいる間は笑顔です。
丸い顔、四角い顔、長い顔、短い顔、
太い顔、細い顔、口ひげの顔、あごひげの顔。
猪熊弦一郎の「顔」の絵を見るようです。でもみんないい顔!
いい顔といえば、さまざまな万年筆が顔を揃えています。
(これが本命、万年筆研究会ですから!)
さながら見本市!ってところでしょうか。
あえて万年筆の値段を聞くことをしないのですが(こわくて聞けない、が本音)、笑。
希少なもの、高価なもの、安価なもの、
太いもの、細いもの、大きなもの、小さなもの、
古いもの、新しいもの、装飾的なもの、プレーンなもの、
金属のもの、セルロイドのもの・・・と、にぎやかです。
ここでは、そんな万年筆達がフラットなのです。
むろん持ち主には、気に入りの1本?というのがあるのでしょうが、
どれも価値を見いだされて、気にいられ、手入れされて顔を見せています。
そこがいいっ!
ほとんどの万年筆にはインクが籠められていて、
各自持参の思い思いの紙に書いてみることが出来るのです。
これまた、固い書き味のもの、柔らかなもの、
太く書けるもの、極めて細く書けるものとさまざま。
万年筆にいろいろな書き味があることを、この集まりではじめて知りました。
自分好みの書き味があるという、ある意味困ったことにもなってしまったわけです。
書きにくい万年筆、インクの途切れる万年筆なども、マエストロと改造大魔王_らすとるむさんの手に掛かれば見事によみがえります。さっきまで、干からび、傷つき、カリカリとしていた万年筆が、みずみずしくしなやかに、生き生きとしてくるのです。(ほとんど、宗教の勧誘みたい!? 笑。)
万年筆の吟遊詩人・伝道師・殉教者_kugel_149さん(ちと、言い過ぎかな?)のこんなチャチャ入れ一文もそここに表れる。(写真の一文がそれ。kugel_149さんの文字も又、魅力的で好きなのです。)
書き心地のよい万年筆を手にすると、
それはもうーっ! 万年筆が好きになります!
