2012年 01月 24日
今週の週刊現代、そして「民間防衛」 |
週刊誌を買うことはめったにないのだけれど、
2月23日発売の「週刊現代」を巻頭グラビア「特別企画・作家と万年筆」を見るべく手にしてみた。
小説家・文筆家の使い込まれた万年筆とその直筆原稿は見応えがある。
画家の素描を見るようだ。
原稿用紙を画布のように見立てて書く人や枡目に一字一字きちんと納めて書かれたものなど、作家の性格も表れているようにみえる。
暴れた字を見てちょっと安堵したりするのは私だけかも知れないけれど。
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「大地の歪み」がもう限界に来ている などと言われても・・・。
特別企画の次の記事に目がとまってしまう。
『「地震の巣」と化した日本列島』という記事だった。
実は夕べ、がれきの中にいる夢を見たことが急に思い出された。
地震を受けて壊滅的になった仕事場。
覆い被さるものはなく、空が見えたことを覚えているから、壊れたビルの外に出たのだろうと思われた。
目を覚ましたときに、なぜこんな夢を見るのだろう?と、夢判断。
気づいたのは読み始めた「民間防衛」(スイス政府編・原書房刊)のせいではと思い当たったが、
週刊現代の記事との一致からか、正夢?に思えてきた。
備えあれば憂いなし、とは言え、災害や生活の危機にずいぶんと無頓着に生きてきたことを痛感する。
この「民間防衛」、スイス政府が各世帯へ配ったものだというのだから恐れ入る。
国民を守るという意識がまるで違うことに唖然とし、いかに災害を含めた危機に対してぼくらの意識が低いか、また具体的な方法や方針を考え示すことを怠ってきたか、を痛感する。
福島原発への対処の模様が「忙しく議事録を取ることが出来なかった」などという臨み方とはどれほど違うことだろう。
夕べの夢が正夢にならぬことを祈るばかりだが、予期せぬ時に予期せぬことが起こるというのが災害であろうから、まずは身の回りの小さな備えからはじめてみることにしよう。
by k_watarow
| 2012-01-24 18:11
| 日曜日の読書