2013年 09月 04日
コテージ・ノッツハウスに泊まってきました。その3 |
今日は宿泊室と洗面浴室の感想です。
「ノッツハウスに泊まってきました。その1」で書きましたように、
ノッツハウスには、「おもや」と「はなれ」があります。
おもやの寝室/宿泊室は、シングルベッドが4つ入ります。
テラスにつながる開口と深い緑が望める小窓。
部屋の一部は天井が高く、高窓からも光が差し込みます。
この高窓にカーテンはありませんから、明るくなったら眠れないという朝寝坊な方にはちょっと不向きかも知れません。リゾートでの早起きさんには向いています。
床暖房が完備していたので、夜半の冷え込みや日中の肌寒さにも、もっとも低い温度設定でもやわらかな温かさが快適でした。
はなれは、そのちいささが落ち着きと安堵感を抱かせてくれます。
設計しているときから、自分が泊まるのなら「はなれ」と決めていたのですが、
今回は人員の配置上、希望はかないませんでした。
ノッツハウスを訪れて「わあーっ」と声を発するところのひとつが洗面室・浴室です。
ここは、広いデッキに解放されたリゾートならではの浴室。目の前の緑と一体です。
ちょっとした露天風呂気分!
ご婦人方の抵抗感は十分予想してのしつらえです。
明るいうちの入浴をお勧めします! それと朝湯!
涼しい風をほほに感じて湯につかるのは、なんともいいのです!
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三回にわたってノッツハウスの感想をつづりましたが、
自ら設計の建物を自ら使ってみる機会は、あまり多くありません。
ノッツハウスで体感した「ゆるいサービス」は、
サービス/おもてなしの本質について考えさせられるものでした。
住宅の設計を多く手がけてきた私にとって、
設計というある種のサービス業にも通ずる心得と思われました。
使い手(住まい手)の積極的な関わりを引き出す余地をつくることも設計の役割と感じています。
by k_watarow
| 2013-09-04 16:35
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